1953-03-06 第15回国会 衆議院 大蔵委員会 第40号
査察行政のことについてきのうちよつと伺いましたが、この査察活動の最もはなやかであつた占領直後においては、これは何といつても占領政策の一環として、またドツジ公使の九原則が非常にものをいつてああいう一つの旋風を起したのであると思いますが、今日の情勢で占領政策を是正するというならば、一番先にああいう政策をやめてもらいたいと私は思うのだけれども、しかしやめろと言つたつて、今脱税問題やいろいろな問題を起しておるときに
査察行政のことについてきのうちよつと伺いましたが、この査察活動の最もはなやかであつた占領直後においては、これは何といつても占領政策の一環として、またドツジ公使の九原則が非常にものをいつてああいう一つの旋風を起したのであると思いますが、今日の情勢で占領政策を是正するというならば、一番先にああいう政策をやめてもらいたいと私は思うのだけれども、しかしやめろと言つたつて、今脱税問題やいろいろな問題を起しておるときに
日本の財政は、昭和二十四年度にドツジ公使の指示に従つた予算の超均衡予算への転換後、又再び本年度に大きな転換をいたしておるように思います。なおその中で税制改正の問題も一つの大きな役割をしておると存じます。
ドツジ公使が参りまして、日本経済再建五箇年計画というものを立てた。その五箇年計画というものは昭和二十六年度きりで終り、昭和二十七年度からは日本独自の立場から、経済再建をやつて行かなければならぬ。その経済再建の大動脈が国鉄なのです。
国の負担する災害補償、農業災害の補償充足金は幾らであるということに金額のほうでドツジ公使の話が進んでしまつて、一方で事務的に率の問題は折衝されておるが、その率の問題は金額の総額からもう抜き差しならんはめになつてしますて、結局野溝委員のおつしやる農民の負担が結論的には増させるという結果を生む危險が多分になるのじやないかとこう思いますのです。
○森八三一君 今お話を承わりますと、特別加算額の一五%が五%になつたとおつしやいますが、二十六年度の予算の説明のときは、ドツジ公使の了解を得て一五%というものをお示しになり、一五%というものは農業再生産を維持して行くために当然必要なものであるという確認と申しまするか、そういう信念に基いて一応説明のあつたものが、消費者米価を決定するときに突如として五%になつてしまうということはどうしても私には理解ができないのでございます
○森八三一君 恐らく六千百六円という想定米価につきましては、今ここに資料をお持ちになつておらんのではつきりしたことはわからんがそうであろうということでありまして、これは間違いないと思うのでありますが、そういう想定米価が基礎となつて二十六年度の予算が編成されるということにつきましては、その内容等につきましてもドツジ公使との了解が十分にできて説明があつたものと私は了解いたしております。
この点について私は思い出すのは、昨年の十一月十日に、日本政府、特に池田大蔵大臣に寄せられましたドツジ公使の書簡であります。このドツジ公使の書簡の中で、特にドツジ氏は、第四項、第五項において次のように指摘しております。
でこれが財政の隷合土、一般会計及び見返からの出資金が入りまして、ドツジ公使の予算の肉示があつた際に、一般会計二十億、それから見返資金四十億、合計六十億の現在手許に参つております数字の内示案があつたわけでございましてそこで我々が六十億円だけを元にいたしまして貸出の利率を計算いたしまして、で予算の国内的な折衝に移つたわけでありますが、そのときの貸出平均利廻は四分なにがしというふうになつております。
政府は、さきにドツジ公使の食糧統制の継続を勧告いたしましたいわゆるドツジ書簡の趣旨に反し、麦類の統制撤廃を内容とする当面の食糧政策を明らかにしたのでありまするが、その具体的措置に関しましては、その後何らの意思表示をすることもなく、今なお麦類の自由販売対策を固執していたずらに世上の不安を高めつつあるのであります。
それがドツジ公使が参られて、検討を受けてからだろうと推察しておるのでありますが、政府の方で貿易会計の二百億のほかに一般会計から百億、いわゆるインベントリー・フアイナンスとしてこれを外為特別会計に繰入れられるということに、方針がかわつて参りました事情はどういうところにあるのか。これを実は伺いたいと思うのであります。
まさにその意味において、外為特別会計の資本増加のための一般会計からの百億の繰入れも、ドツジ公使の来朝による検討を通じ、初めて頭を出して来るというようなことも、この政府の財政政策について、確たる見通しを持つておらないという無定見を、ドツジ公使によつて指摘されたような感じをわれわれは受けておるのであります。
この際において考えさせられますことは、シヤウプ陣士やドツジ公使が本当に日本国民のためにいろいろの忠告をして頂いたことは有難いのであります。併しながら日本政府は、徒らにこの占領政策に馴れておるのではないでありましようか。
成るほどシヤウプ博士、ドツジ公使が、幾多のよき勧告を與えて呉れましたけれども、併し政府の熱意如何によりましては、国民各階層に対しまして、只今私が指摘しましたような積極的な意図を持つことによりましては、各階層の努力の焦点というものが明らかになつて行くと思うのであります。而もマツカーサー元帥が指摘しておりますように、講和を目捷に控えておる我々といたしましては、吉田総理にもつと気魄を持つてもらいたい。
○森下政一君 大蔵当局の非常な御熱心な御努力にもよることと思いますが、同時に一面シヤウプ博士が全国を行脚されてよく日本の国民生活の実態を把握されたというふうなことにも基因することと思うのですが、シヤウプ勧告というものはドツジ公使が日本の財政経済方針に対していろいろ大蔵大臣に要請しておるのに対して、シヤウプ勧告には多少幅があるような気がするのですね、伸縮性がある。
○櫻内義雄君 私は連合軍当局から、而もシヤウプ博士なり、或いはドツジ公使のいろいろの勧告、誠にこれは日本国民として有難い点もあつたと思うのであります。
それで大体時間をどの程度ということで話をして、この点についても、実は岡西君からであつたと思いますけれども、総理がやはりこの採決に立会いたい、しかもそれには、ドツジ公使を訪問する時間があるから、その時間を限定してくれ、こういうことであつたので、一身上の弁明であるから、その点は十分了解しますということで、それなら時間は大体どの程度ですか、五分間ではどうですかという岡西君からの話があつたから、その点は了解
○勝間田委員 議事進行についてお願いを申したいと思うのでありますが、この本予算の二十五年度補正予算並びに二十六年度予算の成立過程におきましては、関係方向、なかんずくドツジ公使との折衝が長く続けられたのであります。
ドツジ公使との問題については、今のところ如何にするかということは申上げる段階に至つていないのであります。御了承願います。
○西郷吉之助君 じや、その前に、財政委員会に、退席される前に一点伺つて置きたいのは、地方財政の問題は、この補正予算にございましたけれども、昭和二十六年度の予算につきましても非常に重要でありまするが、過去において財政委員長として、ドツジ公使ともお会いになつていろいろ意見を徴されたと思うのですが、そういう際にはどういうふうな意見の交換があつたか、発表しても差支ない程度に一つお話願いたいと思いますが。
○説明員(野村秀雄君) ドツジ公使との会見の内容については、私共が財政委員会としてとつて来た今までの経過を述べ、又地方の財政状態をつぶさに説明いたしまして、地方の財政が国の財政より、もややもすれば大きくなるということに対してのいろいろな批評があるが、これはこういう事情である、又地方には冗費が多いということをよく言うけれども、地方の冗費というものはこういうものであつて、我々としてはこの地方の冗費は節約
○中田吉雄君 只今の御説明で平衡交付金の問題と起債の問題についてはまあそういうふうになつているというので了承いたしましたが、最近の新聞ではすでに補正予算につきましてドツジ公使が検討を加えているというような段階にもなつておりますので、一つ手遅れのないようにお願いしたいと思います。
あるいは暗渠排水、客土といつたようなものを、まあ突き飛ばす一つのテクニツクとして、きわめてスムースに金融公庫の百五十億円案なるものを出されたいというふうに見る人もあるのですが、そういうことは私なかろうとは思いますが、はたして農林漁業金融公庫というものは、ドツジ公使が来られて、これを承認せられるかどうか。
但しこれは大体閣議で内定いたしまして目下関係方面に提出いたしまして、向うで審査を受けておるものでございまして、いずれドツジ公使がお見えになりまして、その際に政府としましても本決りになる、こういう運びになるものでございますので、その意味において御説明申上げますことを御了承願いたいと思います。
○深澤委員 すでに昭和二十六年度の予算も、大体政府としてはドツジ公使が参りますについて、それに対して提出する程度のものはまとまつておるのです。従つてこの未復員者並びに留守宅に対する対策についても、具体的にその予算案の中に織り込まれていると思う。これがこの問題に対する政府の熱意があるかないかを決定する最もいい証拠だと考えます。
シヤウプ勧告によりますところの税制改革は、ドツジ公使によりますところの経済安定九原則と共に、日本再建におきますところの表裏一体の関係をなしますところの一つの体系であります。言うまでもなくドツジ方式は、超均衡予算によりまして購買力を極度に抑制いたしまして、資本蓄積を強力になそうという方式であります。